#フィルターなし：@Night_Tide_Recordsとのインタビュー

イギリスの詩人ウィリアム・クーパーはかつて「人生の隠し味は多様性、それが味を与える」と言いました。この言葉通りであれば、Instagramの@night_tide_recordsアカウントは、バスキン・ロビンスのフランチャイズよりも豊かな味わいを持つでしょう。このアカウントの方は、ケンタッキー州田舎で最も奇抜で興味深い自主制作レコードや自家製レコードを掘り出しており、まだIGでは比較的新しいアカウントですが、アウトサイダー音楽を楽しむなら必見です。彼がどのようにこれを達成しているのか見てみましょう。

自己紹介をお願いできますか？

私はジャーナリストであり、レコードコレクターで、eBayで“Night Tide Records”を運営しています。“アウトサイダー”レコードやその他の珍品を専門としています。現在の所在地はレキシントン、ケンタッキー州です。この都市は、数百万ドルの馬、ケンタッキー・ワイルドキャッツ、そして特にバーボンで知られています。

レコードを集め始めたのはいつで、なぜですか？

レコードコレクションとの最初の接触は、大学2年生の時にMutant SoundsやGhostcapitalのブログを通じてでした。徐々に、ケンタッキーの田舎で珍しいアルバムを見つけたいという微かな希望を胸に、スリフトストアでレコードの山を調べ始めました。驚いたことに、素晴らしいレコードを見つけ始め、この情熱がどんどん増していきました。

コレクションの専門は何ですか？（ジャンル、フォーマットなど）

実験的な電子音楽や“ニューエイジ”のテープ、田舎のサイケデリックプライベートプレス、ヒルビリー／カントリーバッパーの45回転レコードです。

コレクションには何枚のレコードがありますか？

約300枚

I Kind Of Believe It's A Gift: "Field Recordings of Traditional Music From Southcentral Kentucky"(Meriweather, 197?) Beautiful 2Lp (!) comp of field recordings taken from tapes at the Western Kentucky University Folklore, Folklife and Oral History Archive. The selections were "informally recorded" in private residences and communities between 1959 and 1977. Genres span solo performances of fiddle and banjo to spooky church choir ensembles and primitive bluegrass. There are so many great moments on this. Fans of the Dust-to-Digital early Americana comps would love it. #bluegrass #americana #wku #wkufolklore #dustyfingers #kentucky #kentuckyhistory #recordcollection #fiddle #vinyl #traditionalmusic

A post shared by @night_tide_records on 2017年2月20日 8:22am PST

お気に入りのレコードを掘り出す場所はどこですか？

スリフトストアやアンティークモールの他に、Half Price Booksのドルビンも時折興味深いレコードを見つけることができます。ゴミの山をひっくり返して長い間探していた一枚を見つける感覚は、何ものにも代えがたいです。

おすすめのレコードストア

Harvest Records (アッシュビル, NC)

Atomic Records (バーバンク, CA)

Phil’s Music, Books & More (シンシナティ南方)

Musique Plastique(ポートランド, OR)

Carolina Soul(ダーラム, NC)

一番驚いたレコード掘り出し話を教えてください

数週間前、風変わりなブルーグラスLPやカントリーバッパー45sを発掘することを期待して、ケンタッキーのモアヘッドにドライブに行きました。そこにはおそらく5つのブースしかないボロボロのアンティークモールがありました。展示物の大半は剥製や反乱軍の旗をテーマにしたもので、モールの中央ではライブのブルーグラスバンドが演奏していました。一箱しかレコードは見つけられませんでしたが、その中にはベルナール・パルメジアーニ、フランソワ・ベイエル、ルシ・フェラーリの楽曲を含むミュージック・コンクレートのコンピレーションと、ハリー・パーチのGate 5レーベルによる前衛的/微分音楽作曲家の“The Bewitched” LPが収められていました。これらのレコードがどのようにしてその箱に辿り着いたのか、依然として不思議です。しかし、このような発見があるので、どれだけ期待薄に見えるレコードの山でも無視しないのです。

Oxfords: Flying Up Through the Sky (Union Jac, 1970) Very scarce private sunshine pop LP from Louisville, KY. #recordcollection #rarevinyl #privatepress #instavinyl

A post shared by @night_tide_records on 2017年1月30日 2:21pm PST

これまでに見つけた最も希少なレコードは何ですか？

希少性とオークションでの金額を合わせると、The Village ChoirによるSCM Ringerの“Street Opera With a Blues Waltz”が挙げられます。これは甘美なソウル/ファンクのレコードで、800ドル以上で取引されたことがあります。

次世代のレコード掘り出し愛好家へのアドバイスは？

私は数年しかレコード収集をしていないので、自分を賢者のように見せることには躊躇します。さらに、私は25歳なので、おそらく“次世代”の一員でもあります。それにもかかわらず、レコードコレクションに関わるすべての人に伝えたいのは、レコードに付けられた金額に引っかからないことです。レコードコミュニティの絶え間ない自慢話の中で、音楽を純粋に楽しむことを見失いやすいです。

フォローするべきレコード中心のIGアカウントを5つ教えてください

@driftinglament @arkivetpodcast @crackerbone @rockadelic @lostrpm